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【これからの見通し】ドル高は一服、短期的な材料出尽くし感とG20などの動きにらんで

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【これからの見通し】ドル高は一服、短期的な材料出尽くし感とG20などの動きにらんで

 ここ一両日はドル高の流れが一服している。ドル高の背景には、一連の強い米経済指標を受けた米債利回り上昇、年内利下げ観測の後退などがある。これまで年内3回利下げが基本線と発言してきたパウエルFRB議長も、市場観測に寄り添う柔軟な姿勢に変化してきている。ただ、目先の新規ドル買い材料には、出尽くし感もあるようだ。

 一方で、ドル円が155円に近づく水準にあって、政府・日銀の介入警戒感が高まってきている。G7やG20が開催されるタイミングとともに、日米韓の金融当局者が会談を行った。ドル高が自国通貨安につながっている点について、日韓が米国の理解をある程度引き出したようだ。実弾介入が入るのかどうかは、市場動向次第ではあるが、強い牽制球を市場に投げかけたことは確かなようだ。

 今後は、市場がいったん自律的な調整の動きを強めるのか。ある程度のドル反落で再び金利差相場が再開するのか。かなり不透明な状況下での見極めとなる。また、EU臨時首脳会議が開催される中で、イスラエルとイランの緊張が落ち着くのかどうかも気になる点だ。

 このあとの海外市場絵発表される経済指標は、ユーロ圏経常収支(2月)、香港雇用統計(3月)、米フィラデルフィア連銀景況指数(4月)、米新規失業保険申請件数(04/07 - 04/13)、米景気先行指数(3月)米中古住宅販売件数(3月)など。

 発言イベント関連では、米欧金融当局者の発言機会が多い。デギンドスECB副総裁、ナーゲル独連銀総裁、センテノ・ポルトガル中銀総裁、シムカス・リトアニア中銀総裁、ブイチッチ・クロアチア中銀総裁など一連のECB高官の講演やイベント参加が予定されている。米金融当局者は、ボウマンFRB理事、ウィリアムズNY連銀総裁、ボスティック・アトランタ連銀総裁、コリンズ・ボストン連銀総裁などの講演、イベント参加、インタビューなどが予定されている。
 
minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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