ドル買い一服もドル円は上値追い続く 明日からG7、G20=NY為替序盤
きょうのNY為替市場はドル買いの動きは一服しているものの、ドル円は155円に向けての上値追いが続いている。中東情勢は依然として混沌としているものの、米株式市場が反発して始まりそうな気配を見せており、米国債利回りも上昇していること、ドル円は下値をサポートされている。
ただ、ドル円はここ数日の急速な上昇で、過熱感を測るテクニカル指標であるRSIが買われ過ぎの水準である70を上回るなど過熱気味の雰囲気も強まっている。
いつ財務省が介入を実施してもおかしくはない状況ではあるが、明日かワシントンでG20とG7の財務相・中央銀行総裁会議が開催されることもあり、様子を見ているのかもしれない。歴史的な円安水準が続く中で、為替に関する協議も予想され、過度な変動への対応を各国が容認すれば、介入実施の可能性もあるのかもしれない。
なお、日本時間23時のNYカットでのオプションの期日到来は現行付近には観測されていない。
16日(火)
現行付近にはなし
18日(木)
153.00 (47.5億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。