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東京株式(大引け)=201円高と反発、不動産や建設株など買われる

株式 

 29日の東京株式市場で日経平均株価は反発。前日の米国でNYダウなどが最高値を更新したことが好感されたほか、東京市場でも前日の大幅安を受け自律反発を狙った買いが流入し、不動産や建設株などの上昇が目立った。

 大引けの日経平均株価は前日比201円37銭高の4万369円44銭。プライム市場の売買高概算は17億5159万株。売買代金概算は5兆890億円となった。値上がり銘柄数は1367と全体の約83%、値下がり銘柄数は253、変わらずは32銘柄だった。

 前日の米株式市場では、堅調な経済指標の発表などが好感されNYダウとS&P500種株価指数が最高値を更新した。これを受け、東京市場も朝方から買いが先行する展開。前日に日経平均株価は大幅に下落したことからリバウンド狙いの買いも流入し、一時300円を超す上昇となった。業種別指数では33業種中、31業種が値を上げる底堅い展開となり、不動産や建設、鉱業、紙パ、倉庫・運輸など景気敏感株が上昇した。海運株は値を下げた。

 個別銘柄では、ディスコ<6146>や東京エレクトロン<8035>、ソシオネクスト<6526>が高く、三菱重工業<7011>や三井E&S<7003>が上昇。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が値を上げた。三井不動産<8801>や三菱地所<8802>が買い人気を集め、大成建設<1801>や大林組<1802>、鹿島<1812>が高い。高水準の自社株買い発表が好感され小糸製作所<7276>はストップ高に買われた。

 半面、レーザーテック<6920>や信越化学工業<4063>、トヨタ自動車<7203>、任天堂<7974>が安く、さくらインターネット<3778>が大幅安。キーエンス<6861>やファナック<6954>、武田薬品工業<4502>が値を下げた。JR東海<9022>やダイキン工業<6367>が軟調。日本郵船<9101>や商船三井<9104>も下落した。

出所:MINKABU PRESS

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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