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【これからの見通し】英中銀金融政策発表に注目、ハト派姿勢が強まるかチェック

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【これからの見通し】英中銀金融政策発表に注目、ハト派姿勢が強まるかチェック

 きょうは英金融政策委員会(MPC)が注目材料となる。政策金利は現行水準での据え置きが市場コンセンサスとなっている。ただ、短期金融市場での利下げ織り込み度は高まりつつあり、今回の会合内容もハト派姿勢を強めることが期待されている。英株式市場は、先行して買われ、FT指数は連日の最高値更新の場面がみられている。

 今回の会合は、いわゆるスーパーサーズデーとなる。声明に加えて四半期経済予測の発表と、ベイリー英中銀総裁会見を伴う。インフレ見通しは、2月予測では1年後が引き下げられる一方で、2年後と3年後は引き上げられていた。各期間での見通し引き下げとなることが期待されている状況。

 ベイリー英中銀総裁の見解は、このところハト派姿勢に変化してきている。2月時点では「利下げはまだそのポイントに達していない」とインフレ警戒が示されたが、3月時点では「市場の利下げ見通しは妥当」「行動する前にインフレが2%になる必要ない」などと市場の早期利下げ観測に沿うものとなってきている。次回会合での利下げ示唆などがあれば、ポンド売り反応が強まりそうだ。さらに、ロンドン午後にはピル英中銀チーフエコノミストの質疑応答が予定されている。ベイリー会見のあとで、次回会合へのさらなるヒントが示されるのか、期待されよう。

 また、政策金利に関する各メンバーの票割れも注目材料。前回3月会合では、8対1で据え置きが決定された。1名は利下げを主張したディングラ委員。ハスケル、マン両委員は利上げから据え置きに転じた。今回は、さらに利下げ派が増えるのかどうかがポイントとなろう。

 ただ、市場の期待ほどハト派度合いが高まらないケースには、ポンドに買戻しが入ることも念頭に置いておきたい。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、上記英中銀関連のほかに、南アフリカ製造業生産高(3月)、メキシコ消費者物価指数(CPI)(4月)、米新規失業保険申請件数(04/28 - 05/04)、ポーランド中銀政策金利(5月)などが予定されている。

 発言イベント関連では、ブイチッチ・クロアチア中銀総裁、チポローネECB理事、デギンドスECB副総裁などECB当局者の講演やイベント参加が相次ぐ。マックレム加中銀総裁、ロジャース加中銀上級副総裁などが会見を開催。デイリー・サンフランシスコ連銀総裁が討論会に参加する。米30年債入札(250億ドル)が実施される。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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