米指標もない中、米１０年債利回り低下＝ＮＹ債券概況

米国債利回り（NY時間16:33）（日本時間05:33）
米2年債　 4.826（-0.004）
米10年債　4.457（-0.030）
米30年債　4.599（-0.036）
期待インフレ率　　2.316（-0.032）
※期待インフレ率は10年債で算出

　きょうのＮＹ債券市場で１０年債利回りは低下。この日は主要な米経済指標の発表もない中、利回りは低下した。この日はカシュカリ・ミネアポリス連銀総裁の発言が伝わり、場合によっては利上げの可能性に言及たことや、６月ＦＯＭＣで公表される金利見通し（ドット・プロット）で、年内２回以上の利下げは予想していないなどとタカ派な発言も出ていたことで、利回りは後半に下げ幅を縮小。

　なお、この日は３年債入札が実施され、最高落札利回りが発行日前利回り（ＷＩ）を若干下回ったものの反応は限定的だった。

　２－１０年債の利回り格差は－３７（前営業日：－３５）と逆イールドは拡大が続いている。

＊米３年債入札結果
最高落札利回り　4.605％（WI：4.608）
応札倍率　　　　2.53倍（前回：2.50倍）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美