ポンドドルは1.25ドル台に戻す展開 英中銀内は足並みが揃わず=NY為替
NY時間の昼に入ってポンドドルは買い戻しが優勢となっている。一時1.24ドル台に値を落としていたものの、1.25ドルを割り込むと買いも入るようで、1.25ドル台に戻す展開が見られている。ポンドドルは底堅さを見せているものの、本日1.2550ドル付近に来ている200日線には慎重なようで上値抵抗として機能している。
英中銀も利下げ期待が高まっており、短期金融市場では8月か9月に利下げを開始し、年内は2回の利下げを有力視している状況。ただ、英中銀内は足並みが揃っておらず、与党・保守党が年内の総選挙を前に利下げを要請していることもあるのか、ベイリー総裁は利下げに前向きな姿勢を打ち出しているものの、利下げに消極的なタカ派委員も少なくない。基調的インフレ圧力が抑制されているという明確な兆候があるまでは消極的なようだ。来週は金融政策委員会(MPC)が予定されている。
GBP/USD 1.2517 GBP/JPY 192.50 EUR/GBP 0.8563
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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