ユーロドル、1.06ドル台に再び値を落とす ドイツの景況感に改善の兆し=NY為替
きょうのユーロドルは戻り売りが優勢となり、1.06ドル台に再び値を落としている。先週以降ドル高の動きに一服感が出ており、ユーロドルも買い戻されているものの、ECBによる6月の利下げが確実視されている中で上値は依然として重い。
この日は4月調査分のドイツIfo景況感指数が発表になっていたが、予想を上回っていた。一部からは、前日のドイツPMIと伴に今週のドイツの景況感指標は、同国の経済活動が底を打ったという明確な兆候が含まれているとの指摘が出ている。
ドイツ経済はサービス部門によって支えられている一方、設備投資の低迷、建設業の小康状態、輸出環境の低迷によって製造業はなお後退局面にある。それでも、消費者の実質的な購買力と労働市場の回復力がサービス業を支え、利下げ期待と世界的な在庫動向が製造業への期待を支えているという。そのため、年後半のドイツ経済は全体的に改善するだろうと分析している。
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MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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